2021年度理事長挨拶
「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。 それは、変化に最もよく適応したものである」これは私の好きな言葉です。 そして、まさに今、変化という「挑戦」が必要だと確信しています。
新型コロナウイルスを起因とするパンデミックは、人類のあらゆる尊厳を脅かし、世界規模で社会的、経済的、そして政治的危機を引き起こしながら、依然として私たちの生活に甚大な影響を与えています。それは、まさに昨日までの日常が失われ、混沌とした空気が蔓延し、誰もが不安になる時代であります。この新居浜においてもまちを暗く覆い、まちの活力をも奪ってしまっています。ただ、このコロナ禍の中でも、2020年、(公社)新居浜青 年会議所は人を笑顔にし、人に感動を与える存在として、まちに光を照らすことができまし た。これはまさに世の中の課題に真っ向から立ち向かい、挑戦をした結果であります。そして、課題に向き合い挑戦をするということはこれからの(公社)新居浜青年会議所に必要なことであり、まちづくり団体として、より多くの人を笑顔にし、感動を与えられる存在を目指すべきであると考えています。
(公社)新居浜青年会議所は1966年に設立し今年で56年目となります。長きにわたるこの時代の中で、幾多の困難が降りかかり、大きな決断を迫られることもあったかと思います。その場面一つひとつで、設立趣意書にある「理想を共にする独創力に富んだ若き情熱と実行力のある青年が大同団結し、青年らしい方法で押し進めることが必要である。」という言葉どおり、諸先輩方の大きな挑戦によって、地域社会の発展に大いに寄与し、今日の新居浜を創り上げてきたことに深く敬意と感謝をいたします。また、それと同時に我々も『明るい豊かな社会』の実現の為、運動に邁進し、次代へ繋げなければならないという想いを強く 抱きます。
2021年、(公社)新居浜青年会議所は50名弱というメンバーでスタートを切ります。 私はこの(公社)新居浜青年会議所のメンバーは最高で最強の団結力を持ったワンチームだ と信じています。私はこの新居浜青年会議所のメンバーが好きで好きでたまりません。普段言えない悩みを相談したり、時には議論をしたり、アドバイスをし合ったり、そういった熱 く語り合う一生の仲間づくりがこの青年会議所では出来ていくのだと考えています。そして、2021年はその仲間の輪を広げ、より多くの熱く語り合う一生の仲間づくりをしていきます。
その熱く語り合う仲間たちの集う場所こそが、例会となります。この例会に関しては楽しくワクワクする、それでいて、大いに成長できる魅力ある設営を実行していきます。また、 魅力を発信するマーケティング活動においては、ブランディングの要素も付加し、本来の (公社)新居浜青年会議所のファンづくりを実現していきます。
我々が団結すれば、大きな夢を描くことで、多くの人に影響を与えることができ、そして、人に笑顔や感動を与え、さらには、まちに希望と活気をもたらし、まちの未来を創造するこ とに繋がると信じています。それを具現化するのが、「まちづくり事業」と「青少年事業」 であります。「まちづくり事業」では、人を笑顔にし、人に感動を与え、コロナ禍の中でも、まちに活力と元気を与えられる事業を展開します。また、「青少年事業」では、この「にいはま」を好きになってもらい、いつまでも地域を愛する心を醸成し、さらに成長を促す事業を展開します。
最後に今年のスローガンに掲げている「挑戦」を実行する上でも、色々な困難や壁にもぶつかることもあると思います。ただ先人も多くの挑戦、挑戦の連続の結果が今の現代社会を 創り上げ、また、我々が生きる未来も今日その日の「挑戦」がなければ切り開かれないと考えます。我々メンバー全員が熱く「挑戦」をし、互いの「挑戦」を認め合い、理解し、笑顔であふれ、そして、感動し合える一年にしていけるよう邁進してまいります。
公益社団法人 新居浜青年会議所
第56代理事長 白石 尚寛