2022年度 スローガン・理念・方針
2022年度 理事長所信
はじめに
1984年6月に新居浜に生を受けた私は、中学校を卒業するまでの15年間この新居浜で過ごしました。野球留学のために地元を離れ、そのまま進学・就職し生活を送っていた私が家業を継ぐため地元に帰ってきたのは11年振りのことでした。帰ってきたころには新居浜駅舎もリニューアルされており、幼いころ見た新居浜という街は大きな変化を遂げて いました。
2020年は新型コロナウイルス感染症の大流行が世界中に大きな影響を及ぼしました。日本経済は大きく後退し、緊急事態宣言や外出自粛により個人消費は落ち込み、外食や様々な行事、イベントができなくなり時代は大きく変化していきました。
我が街の象徴のひとつでもある新居浜太鼓祭りも2020年の太鼓台運行が中止されまし た。これは実に1947年以降初めてのことで、さらに花火大会も中止となり、これまでの当たり前の日常が次々と失われていきました。
しかし当時、我々はサプライズ花火を決行し、活気を見いだせていなかった新居浜市にかすかな希望と光を見出し、踏みとどまることなく歩んでいきました。
翌年も、そのバトンを受け継ぎ2021年も歩みを止めることなく、熱く挑戦する心を持って運動を展開してまいりました。
そして2022年。さらに進化を遂げるべく、これまで先輩諸兄姉が育んでこられた想いと志を引継ぎ、その先にある笑顔のために、愛に満ち溢れた新居浜を創造してまいります。
品格ある輝く青年経済人の育成
我々は20歳から40歳までの青年経済人の団体です。新居浜をもっと明るく豊かな街にするためには経済の発展が必要不可欠だと考えます。経済が元気になれば新たな雇用を生み出し、活気が溢れ、そしてその先に笑顔が溢れるのではないでしょうか。
現役メンバーにひとつお願いがあります。まずは本気で仕事に取り組んでください。このような時代だからこそ、青年会議所メンバーは経済をリードする人財にならなくてはなりま せん。本気で仕事と向き合うからこそメンバー同士も互いに切磋琢磨できるのです。そしてあらたな同志を発掘し、迎え入れることのできるかっこいい人財となりましょう。
笑顔溢れる青少年育成
新型コロナウイルス感染症防止対策により子供たちが家族以外の人と接する機会が大幅に減少してしまいました。当会議所の恒例事業でもあったキャンプ事業も2年間開催できて おりません。感染状況により徐々に以前の活動に戻ってきてはおりますが、いつまた外出自粛要請などで多くの人と交流する場が閉ざされるか分からない状況は続いています。
子供のころに多くの「人」と出会いや関りをもつことは、コミュニケーション能力を育む貴重な機会であり、成長を促してくれます。そしてなにより子供は新居浜の未来を担う貴重な宝でもあるのです。そんな子供たちに成長する機会を失ってほしくはありません。私たちはどんな状況下においても、その先にある子供たちの笑顔を信じて事業展開してまいります。
新居浜にポジティブインパクトを
新居浜青年会議所は設立以来、その時代に合わせたまちづくり事業を展開してきました。笑顔溢れる新居浜を創造するには、我々自身が新居浜を愛し、新居浜市民が今何を求めてい るのかを調査・研究し、その先の未来まで見据える必要があります。
人口減少、少子高齢化、出生数減少等が囁かれている中、どのようなまちづくりが求められ ているでしょうか。我々青年会議所にとってなにができるでしょうか。
今こそ新居浜市民一人ひとりが郷土にいはまに愛着と誇りがもてるまちづくりが必要です。 今年度は愛してやまない新居浜にポジティブインパクトを与えられる事業を構築致します。
第52回愛媛ブロック大会 新居浜大会の主管
2022年度、愛媛ブロック大会新居浜大会がこの新居浜の地で開催されます。従来は愛媛県内より数多くのJCメンバーや一般市民の方々が新居浜の地に集まり、多くの方に運動を発信する場でありましたが、この2年間は新型コロナウイルス感染症の影響により多くのメンバーが集う従来の大会ができておりません。しかし、これも新時代の到来だと受け取り 今年は愛媛県内の8LOM が団結する、新しいカタチのブロック大会を構築してまいります。 新居浜の魅力を余すことなく発信し、愛媛県内において新居浜の存在感が増すよう前へと向かって突き進んでいきます。
結びに
今年で(公社)新居浜青年会議所は57年目となり近くの60周年が見えてきました。
青年会議所活動は単年度制ですが、2022年度は60周年に繋がる1年にしたいと考えております。青年会議所活動は困難な壁にぶち当たることも多々あります。ゼロから事業を生み出す苦しみもあります。しかし、どんな状況であろうとその先には笑顔が待っています。 すべてはその先にある笑顔のため、「がむしゃら」に突き進む1年をお約束いたします。
前進
その先にある笑顔のために